口唇ヘルペス、性器ヘルペスについて

口唇ヘルペス、性器ヘルペスの原因、感染、症状、検査、治療について

ヘルペスウイルス感染症、性感染症としてのヘルペスについて

ヒトに感染するヘルペスウイルスは現時点で確認されているものが8種類あります。
このうち性感染症を引き起こすのはHSV-1(単純ヘルペス1型)とHSV-2(単純ヘルペス2型)です。

 

その他に有名なものとしてVZVと呼ばれるヘルペスウイルスは水痘(水ぼうそう)や帯状疱疹(たいじょうほうしん)を引き起こします。

 

ヘルペスは多くの人が感染しているウイルスです。
一度感染すると神経細胞や免疫細胞に隠れて潜伏します。

 

初感染で病気を発症するパターンと回帰感染といって潜伏していたウイルスが病気を発症するパターンの2通りがあります。初感染時は症状が重くなる傾向があります。

 

回帰感染は強い日焼けなど紫外線により引き起こされたり、加齢、ストレス、外傷など宿主であるヒトの免疫力が低下することで起こります。
特にエイズ(AIDS)のような免疫不全の場合は重症化することもあります。

 

ヘルペスの検査

 

ヘルペスの検査は血液検査により行われますが、ウイルスの特定は保険適用外であり、検査キットではできません。
医療機関で必要に応じて受けるようにして下さい。

 

口唇ヘルペス

 

主にHSV-1により引き起こされますが、HSV-2の初感染時に発症することもあります。
初感染の場合3日〜10日くらい潜伏した後に発症します。

口唇ヘルペスの原因

原因としてオーラルセックス(フェラチオやクンニリングスなど)を行ったときに相手から感染します。
また、すでに感染していた場合、ストレスや過労、日光による紫外線などにより回帰感染で発症します。

口唇ヘルペスの症状

口唇やその周辺が赤くなり、やがて水疱(すいほう:水ぶくれ)ができ、痛みやかゆみが生じます。(↓写真参照)

口唇ヘルペス

口唇ヘルペスの治療

水疱は1〜2週間でかさぶたとなり自然に治癒しますが、頻繁に再発したり症状がひどい場合、過去に重症化したことがある場合などは皮膚科等で治療を受けたほうがよいでしょう。

 

治療には抗ウイルス薬であるアシクロビルやバラシクロビル、ビダラビンなどが用いられます。
ウイルスを完全に排除することはほぼ不可能なので増殖を抑えることが主目的となります。

 

性器ヘルペス

 

主にHSV-2により引き起こされますが、HSV-1の初感染時に発症することもあります。
初感染の場合3日〜10日くらい潜伏した後に発症します。

性器ヘルペスの原因

セックス(性交)やオーラルセックス(フェラチオやクンニリングスなど)などの性行為により相手から感染します。

 

また、すでに感染していた場合、ストレスや過労、日光による紫外線などにより回帰感染で発症します。

性器ヘルペスの症状

男性と女性で症状が異なり、女性のほうが症状が重くなる傾向があります。

男性の場合

亀頭、包皮、陰茎、肛門周辺などに赤いブツブツや水疱(すいほう:水ぶくれ)が現れます。
水疱が潰れて潰瘍(かいよう:赤くただれたようになる)ができることもあります。
痛みやかゆみなどの症状が起こります。

女性の場合

膣の入り口周辺や肛門周辺などに赤いブツブツや水疱(すいほう:水ぶくれ)が現れます。
水疱が潰れて潰瘍(かいよう:赤くただれたようになる)ができることもあります。
子宮頸管や膀胱にまで症状が及ぶ場合もあり、激しい痛みで排尿が困難になる場合もあります。

性器ヘルペスの治療

男女共に2〜3週間位で自然治癒しますが、不安がある場合や症状が重い場合は泌尿器科、皮膚科、婦人科などで診てもらいます。
女性の初感染時は特に症状が重くなる傾向があるので病院で治療を受けることをお勧めします。

 

治療には抗ウイルス薬であるアシクロビルやバラシクロビル、ビダラビンなどが用いられます。
ウイルスを完全に排除することはほぼ不可能なので増殖を抑えることが主目的となります。
また症状に応じて痛み止めなどが処方されることもあります。

 

セックスパートナーに対する治療も必要となります。

 

 

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